今回の振り返り語彙
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まとめ
昨今のAIブームというのは、結局のところディープラーニング技術によって、カメラ映像を含むセンサーデータを認識・識別できるようになった、というところが原動力になっています。
これまではプログラムのロジックで認識条件を記載するか、人手で作った数式やモデルを当てはめて識別していたわけです。これがデータそのものから高性能な識別器を生成できるようになりました。
こうなると万能かというと、今度は良質なデータが大量に必要ということにはなるのですが、人手で考え抜いてモデル化していくよりはるかに優秀な生産性と性能を持つことが多くあります。
しかもこの変革が単独で起こったわけではなく、クラウドコンピューティングが普及している、GPUが発達している、大量のデータストレージが使える、通信が安価に使えるなどのもろもろのビッグデータ蓄積・処理インフラが整ってきた時代だったから、ということも大きいですね。
こういう風に丁度様々な要素があわさると、とんでもない力が生まれて時代が移り変わる、という感じですね。ここにおいては今までの人工知能ブームとは全く違う力強さを感じます。
もちろん期待され過ぎた分、幻滅されるところもあると思います。人の知能をすぐに追い抜くかというと全くそういうことはなく、まだまだイノベーションがいくつか必要です。ですが、すでに世の中を大きく塗り替え後戻りできない状況までは到達してしまっています。
ブームが去っても以前とは違う世界になっているのは間違いありませんね。