集中力が課題だった受験生時代
今はだいぶんましになってきたのですが、中学・高校生時代はともかく集中力が課題でした。勉強が好きではなかったわけではないのですが、じっと集中するのが苦手でした。
そこでだましだましやるために、ゲームをしながら英単語を覚える、数学の問題を考えるなどしていました。特に中学生時代はストリートファイター2をスーパーファミコンでやりながら、ラウンドの途中だけ勉強していました。
ちなみに今のストリートファイター5は読み込み時間が長いので、勉強にはより適しているかもですね これに比べるとストリートファイター2はやたら短いです。ある意味その瞬間は集中力がかなり高まってはいますが。
科目集中が功を奏した
結局その調子で中学時代はほとんど成績は振るわない状況だったのですが、高校に入り作戦を改めました。「数学・物理・英語」のみ勉強して、ほかは完全に割り切ることにしました。小学校、中学校とほとんど成績は5段階でいうと3という凡庸なものでしたので、どうせ全部はできないと判断したわけですね。
これがうまくいって、数学・物理・英語だけは如実に成績が伸びました。全体の能力量は変わらずなので、偏らせただけですけれども。それ以外の科目はほぼ0点ですよ。そこまでやっちゃっても許されたのでそのまま押し通しましたが、ちょっと先生方にはご迷惑・ご心配をかけてしまったかもです。
しかしそれによって得意科目が生まれ、集中力が徐々についてきました。おかげで高校3年のころには、数学と物理は学校で断トツ状態に。
全国模試での出来事
そんな調子で受験を控えた秋口、全国模試を受けました。当時数学には相当な自信があって、解けない問題はない、という感覚でした。Z会とか大学への数学の難問はともかく、全国模試程度で取りこぼしは許されないでしょうと。
ところが最初の設問から予想以上に解きづらい難易度であることに気づき、そこでいままで入ったことのないスイッチが入りました。周囲が暗転し、あとから思うとこれが「集中」なのかと思える状態に。それが試験時間ギリギリ一杯まで続きました。普段は時間を余して見直しタイムをとるところが、このときはその余裕がなく最後の問題が解き終わった丁度のタイミングで試験終了。
このとき周囲の暗転がとけ、我に返って答案を回しているとき、指がぶるぶる震えていたことをよく覚えています。指というか手全体が震えていました。
おお、こんなに集中していたのかとちょっと感動しましたね。自分でもこんなことあるのかと。結局後にも先にも、集中して手が震えたのはこのときだけですけれども。
ちなみにこの模試の結果、数学は全国ランク20位以内に入って冊子に名前が載りました。偏差値は89とかですね。偏差値を絶対の指標と勘違いされている方が少しおられるので補足しますが、平均点が相当低くないと偏差値89というような値は満点でも出ません。そのときの点数の分布によります。トップクラスで偏差値が90とか100とかになるのは、受験者に対してちょっと問題設定が難しすぎたりするときですね。
指の震えといえば日本で一番有名なあの人
将棋ファンの間ではよくしられていますが、この30年程(凄まじいですね)将棋界で最強であり続ける羽生さんは、終盤で自分の勝ち筋が見えたときに指し手が震えます。これはもうずっと初期から現在の対局まで変わりません。
先日の記者会見で指の震えの状況について羽生さん自身が説明していますが、
- 無我夢中でやっていて勝ち筋がハッキリ見え我に返ったとき
- 時間に追われて何を指せばよいかわからず迷うとき
に指し手が震えるとのことです。
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レジェンドと自分を比べるわけではありませんが、週に1局ペースくらいで指している将棋で毎度のように震えるほど集中しているというのは驚異的というほかありません。30年間トップであり続けている一つのポイントだと思います。ほかの棋士でもほとんど見られない現象ですからね。
トッププロのなかに常人はいませんが、それでも普通何十年もやっていたら慣れてしまって緊張も集中もなかなか持続できないものだと思います。この集中力の養成の仕方、スイッチの入れ方について研究してみたいものですね。
受験生の皆さん、頑張ってください!
以上、自分の受験生時代の思い出でした。
それにしても受験は大変ですよね。受験生の皆さんはこの時期、精神的にもきついと思いますが体調を整えて是非全力が出せるように頑張ってください!気力が充実していれば、集中スイッチが入って最高の力が出せると思います
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今回のターゲット語彙
今回ターゲットにする単語は以下です。
各語彙の覚え方
初めての方は、こちらでおすすめの記憶法をぜひご確認ください。
concentrate [kάnsntrèɪt]
(動) に集中する、濃縮する、集める
この線取れといわれるとすごく集中することが要求される爆弾処理班
爆弾処理といえば、この線とこの線、どっちかを切断しなければという状況になり、もの凄く集中して配線を調べる必要があるイメージ。
間違った方の線をカットするとドカンです。最近あんまりこういう演出を見ませんけどもね。
tremble [trémbl]
(動) 震える、揺れ動く、身震いする
とれん、ブルブル震える身体、あまりの集中の後に
集中から醒めても体の震えがとまらない状況をイメージ。
astonish [əstάnɪʃ]
(動) を驚かす、びっくりさせる
明日、とうに出発! している、周囲を驚かす行動力
行くと決めたら明日にはもうとっくに出発しているくらい驚異的な行動力を発揮する友達をイメージ。
memory [mém(ə)ri]
(名) 思い出、記憶、追憶、記憶容量
メモ要りません! 記憶で十分!
頭の記憶だけで十分なのでメモは要りません!と宣言するイメージ。
しかしメモは大事です。いくら記憶力に自信があってもメモは取った方がいいですよね!
uncommon [`ʌnkάmən]
(形) 珍しい、まれな、非凡な
アンコもうんと入っているたい焼きは珍しい
アンコが頭からしっぽまでピチピチに入っているたい焼きってなかなかまれですけど、本当においしいですよね!
パリパリの薄皮にガッチリあんこが入っているたい焼きはもう最高です。
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