今回の振り返り語彙
【スポンサーリンク】
まとめ
Abema TVは収益を上げるという意味では苦戦が続いているようですが、なかなか元気があって面白いですね。
スポンサーの層が違うせいなのか、伝統あるテレビ局よりもずっと新しい組織だからなのか、企画もいい意味で軽くて思い切りがあり、かつマニアックに深堀りしているところもいいですね。
そして将来性を大きく感じるのは、ネットテレビならではの視聴者がカメラアングルを選べる中継ですね。いまAbemaの将棋中継の一部などで取り入れられています。
これは将棋の中継を複数のカメラで行い、このカメラの選択をユーザが行えるというものです。DVDコンテンツなどでマルチアングルはありましたが、中継でやるというのが熱いですね。これって放送波の帯域が限られている地上波・BSだと、相当画質を落とさないとできないので実質不可能でしょう。
これを極めていくと、野球とかサッカーとかで特定の選手しかみないとか、そういうことも実現できてくるわけです。
二人の対局と盤面というアングルが限られる将棋で導入しているのが導入としてうまいところですが、最近は顔認識によるトラッキングが非常に高度に実現できていますので、究極はサッカー選手全員をバラバラに追いかけるということもできてきそうです。こういう時代になると、ネット中継がますます強くなってきそうです。
ただ大量の映像を放送するのはサーバー代がとんでもなくかかるので、商売が軌道に乗ることをまずはお祈り申し上げます。いまは投資フェイズということで利益を出さずにお金を突っ込んでいるのだと思いますが、Abemaには頑張ってほしいですね。