今回の振り返り語彙
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まとめ
理系の専門教育を受けていて、特に論文を書いたり、研究会・カンファレンスで議論したりという訓練を受けていると、断定口調で話すことがくせになりますよね。
それは断定的に言い切ってしまって、反対意見があれば反論してもらえばいいという議論のルールのようなもので、特に悪気はないわけですが、普通の人と会話すると、だいたい嫌がられますね。これがこまったものです。
多くの人は、やや断定的ではない口調で相手との呼吸を合わせながら会話するスタイルだったりするので、そこに断定口調でいくと嫌がられる結果になるわけですね。普通は反論やら議論なんてしたくなくて、なんとなく意見を合わせていきながら楽しく会話ができるといいわけですので。
友人関係などでは嫌われてしまっても最悪、気の合う仲間さえいればよいのでそこまで問題ないのですが、ビジネス上のパートナーと嫌われるとこまりますよね。
実際、自分の場合、会社に入ってしばらくは結構周りの人と反りが合わなくて苦労しました。
でも三年くらい経ってようやく柔らかく話すことが身についてきて、かなり大人になれた感じがします。いまでも技術的な議論をするときは、昔の断定口調がでてきちゃって、困るときもあるんですけどもね。
逆に断定口調してくるやつダルいな、と思われている方には、そういうふうに訓練されちゃっているだけで悪気はないんだと思って、暖かく見守ってあげてほしい感じはします。できれば、ですけどもね。