今回の振り返り語彙
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まとめ
様々なものに光を当てて色を付け、ときにアニメーションを重ね合わせてファンタジックな演出をする技術としてプロジェクションマッピングが発達しています。
真っ白な姫路城にカラフルな色を付けるなど、おもしろくて大迫力の演出がたくさんあります。オリンピックの開会式や閉会式でもスタジアムに大きな絵を描く演出にも使われていますよね。
でもただ面白いだけではなく、例えば物流工場ではどの荷物を手に取ればよい、とか作業者にこの荷物はここにあるよと知らせたり、ベルトコンベア中の荷物をどのタイミングで取り出せばよいかを人に知らせる用途などにも使われています。
これは相当パワフルで、コンピュータと人間の協働社会が到来しつつあるなかで、意思疎通をはかる非常に有用な手段になるとおもいます。
少し前はプロジェクターというと家庭や会社で大画面を手軽に実現するのに使われていましたが、いまや大画面テレビ・モニタがあり得ないくらいのスピードで格安になり、その用途ではほとんど使われなくなってきています。映画館は巨大ですのでまだしばらくプロジェクション方式が続くと思いますが、巨大とはいえモニタですから、いずれ有機ELなどにとってかわられるでしょう。画質が違いますからね。
となるとプロジェクタの生きる道はプロジェクションマッピング応用なんだろうなと思います。こちらは現実世界とのインタラクションで、モニタでとってかわることができないですからね。
プロジェクションマッピングのような、発想の転換から非常に面白い技術の発展がみられるというのは、とっても面白いですよね。今後のさらなる発展が楽しみです。