今回の振り返り語彙
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まとめ
最近はいろいろなキャリアデザインが受け入れられるようになってきて、単に会社に就職して安定のキャリアを重ねるのが必ずしもよいことではないと言われてきました。
これ自体はとても良いことですが、しかし簡単ではない部分もあると思っています。かなり若い段階で、自分の生き方の指針を打ち立てる必要があるのが特にきついところです。
大きく分けると、会社に入って様々な幅広いスキルを身に着けていくのか、それとも自分の得意技を磨きぬいて生きていくのか、という選択肢になります。
こうやってならべると、後者がよさそうだし、格好よく見えます。しかしそんなに簡単ではないんですよね。
色々ありますが、難しい部分の本質は、二十台そこそこで三十年後のキャリアをリアルに描くことの難しさに集約されると思います。
自分の得意技だけ伸ばして、それが二十年後、三十年後に市場価値を保っているかは相当怪しいのが現実です。
その分野が市場価値を保っているとして、自分がそこのトッププレイヤーであり続けられるかというと、これまた厳しいわけです。情報化社会が進み、動画でいろいろなエキスパートが様々な情報を発信しているなかで、若手がベテランにスキルで追いつくのは相当に容易になってきていますし、今後はその傾向が加速していきます。
このときベテラン側に居場所があり続けるのかは明らかではありません。
そうなってくると、特定の狭いスキルで生きていくというよりも、ビジネスそのもの、社会の流れを理解して、そのなかで人間関係を構築しながらポジションを作っていくというのも悪くない戦略ということになります。
どちらの道も簡単ではないので、一番の安定選択肢は、会社に所属しながら特定スキルを伸ばす道を目指すというところでしょうか。中途半端になってしまって専業の方が圧倒的にそのスキルに関しては強いわけですが、選択肢を広くとっているというのは、それ自体が強みですのでうまくそのバランスを考えたいところです。