今回のターゲット語彙
今回ターゲットにする単語は以下です。
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各語彙の覚え方
初めての方は、こちらでおすすめの記憶法をぜひご確認ください。
whole [hˈəʊl]
(形) 全体の、すべての、完全な
掘るときは穴全体のバランスを考える
トンネルを掘る場合、その穴全体のバランスを考えて掘り進める必要があるイメージ。
バランスを崩すと穴が崩壊してしまいます。

scatter [skˈæṭɚ]
(動) をまき散らす、ばらまく、散財する
スカ沢山まき散らす年末ジャンボ宝くじ
宝くじは、どこの誰が1等に当たっているんだろうと思うほどスカ(=はずれ)をたくさんばらまくイメージ。

フォーをむりにいい形にしようとすると食感が悪くなる
米の麺のフォーを形よく作ろうと無理に整えると食感が悪くなるので自然な形がいいという職人をイメージ。

category [kˈæṭəg`ɔːri]
(名) 部類、区分、部門
家庭があり会社勤めなら「安定した人」という分類にはなる
統計処理されるときは、家庭があり会社勤めという条件であれば安定した人、という分類になるイメージ。
実際に安定しているかどうか、個々の事情は統計ではあまり考慮せず、大ぐくりで分類します。

logic [lάdʒɪk]
(名) 論理、道理、原理、論理学
路地、苦痛になるほど入り組んで、よほど論理的思考がつよくないと迷う
あっちにはあれがあるから、こっちには‥と頭をフル回転させて論理的に考えないと抜け出せない狭い路地、をイメージ。

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和英確認テスト
進捗
現在までの進捗を書籍と照らし合わせて確認します。
![]() | 今回 | 累計 | 進捗 |
---|---|---|---|
Target1900 | 3 | 1112 | 58.5%(1900語中) |
Genius | 1 | 1304 | 59.3%(2200語中) |
Database4500 | 1 | 1234 | 78.4%(1574語中) |
まとめ
大学では論理学を専門でやっていましたので、世の中で「論理」がよく誤解されているのが気になっています。
論理とは「論の理」であって、純粋に論じ方のルールのようなものです。「こういうことが成り立てば、こういうことも言える」という風に議論を正しくつないでいくためのものですね。
注意しなければいけないのは、いくらこの議論の「つなぎ方が正しく」ても、大元になっている出発点の事実が正しく、かつ十分にカバーされているものでなければ、結論も正しいとは言えないということです。

注意しなければならないのは、数学基礎論や情報工学での道具立てとしての論理は非常に役に立つものですが、現実世界ではそもそも出発点としている事実が完全に正しく、必要な部分を完全にカバーしているということがほとんど成立していないことです。
つまり現実世界では、考える道具としてはある程度役には立つものの、必ず結論を出した際、それが正しいかを判断することです。論理的に導かれたからって正しいとは限りませんので。
ちなみに、会社には「ロジカルモンスター」タイプの嫌われ者が一定の割合います。この人たちは論理を振りかざし、やたらとロジカルな議論をしたがり、トンチンカンな結論を導き、部下を振り回す人たちです。なぜトンチンカンになるかというと、よく知りもしない事柄についても論理的でさえあれば正しい結論が導けると信じているからです。それは大抵、事実と反しますからね。