今回の振り返り語彙
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まとめ
たいていの人は何年か同じ活動をしていると、なんらか指導的な立場になっていきます。あとから入ってきた人に対してノウハウを教えていく必要がでてきますからね。
このとき、甘やかしていくか、厳しくしていくかのさじ加減は結構悩むところです。「甘やかす」というと言葉が悪いですが、あんまり厳しくしすぎると嫌になられてしまうし、かといって甘くしすぎると本人のためにも周りのためにもなりません。
最近はとくに会社に縛られない生き方が主流になりつつありますので、会社に入ってきた新人にたいして、どういう指導をしていくかはますます悩ましくなりつつあります。もちろん一昔前のブラックすぎる新人研修は言語道断なわけですけれども。
なかなか理想解は難しいのですが、必要でかつ十分な厳しさの指導を実現するには、なるべく早期の現場投入が一番近いところかと思います。これは現場で失敗することで学ぶことになるので、リスクを伴います。生死にかかわるような受容できないリスクがある場合はもちろん簡単にはできません。
しかし結局、あらかじめ準備をしようとするから、やりすぎたり、やりきれなかったりしますし、指導を受けている方も、こんなのが必要なのか?とモチベーションを保ちづらい部分がでてきます。現場そのものに投入されれば、指導の必要性は理解できるはずですからね。こここそが指導者と指導される側のギャップなので。
そう考えると学校という仕組みは10数年から20年もの間、現場ではないところでの訓練が続くので、それはモチベーションが維持できない学生がいても自然なことです。それでも社会に出ると勉強が足りなかったと思う人がほとんどなんですけれどもね。そのギャップを埋めるのはなかなか難しいですね。