今回の振り返り語彙
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まとめ
中国の国有企業の多くが、今相当に揺れています。大型破綻目前と言われる企業が多数あり、その兆候が日々見えてきています。
中国も私企業が中心で経済発展していた時期もあるのですが、近年になって有力な企業をどんどん国有化していきました。
中央政府の支配があらゆる方面まで行き届いているという感じですね。
しかし国家権力と企業の結びつきが強すぎると、闇も深まっていきます。何しろ国家権力というのは警察権力だったりと結びつき、そこと企業が癒着しているとなると悪い方向に傾いたときに歯止めが効きません。
結局そうした癒着体質や隠蔽体質が長い目で見てうまくいくのかどうか、そういう社会実験の様相になっています。
それでも国家全体の人口増をバックに経済発展をとげてきたわけですが、いよいよ中国の人口も減少に向かっています。しかも急激に。
人口減となると、経済的には流れるプールを逆行するような、極めてきつい状況になります。癒着でドロドロの中国国内ではなく、外に出て競争力を付ける必要がでてきます。あるいは、中国自体を拡張しないといけないということになります。それを狙っているフシもありますね。
ただ今の時代、中国自体を拡大しようという試みはさすがに無理筋でしょう。経済は今までのつけを払うフェイズ目前。さてどうなるか、というところですね。