今回の振り返り語彙
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まとめ
細かいところに気を配るのがいいのか、大雑把に大局を見るのがいいのか。
場面場面でどちらがいいのか、代わりますよね。なにかものを作っていて最終の仕上げの段階になったら、微細なところに目を向けて完成度を詰めることで、ぐっと印象が向上します。一方で、最初の段階からあまり細かいところに気を取られていては、大きな方向性を見失って失敗します。
つまり使い分けが肝心なわけですが、なかなか切り替えが難しいところです。
なので基本的には、大局を見る人と細部に気を配る人にわかれて、役割分担をします。
ただ困るのは、トップが細かい人のケースですね。どうしても小さいことにこだわって本質を見ることができずに経営判断をしてしまう人がいます。
そういう人はそもそもトップの器ではないですが、トップとして選ばれてしまっては仕方がないですね。
そんなときは、そういう人だと見極めた後、周囲の人達がうまく結束して細かい穴のない資料を作っていくしかないです。とくに年功序列の強い組織だと根深くこの問題が残っていて困ったものです。一度細かすぎる人がトップに立ってしまうと、組織全体が減点主義で細かいことが得意な人ばかりになって萎縮してしまいますからね。
それを打破するために外部からトップ人材をもってくるが、周りを固める人たちが細い人ばかりで噛み合わず、までがかなりよく日本企業で見られるケースです。
ちなみに北米ベンチャーと深く仕事をした経験がありますが、アメリカの人たちは日本人に比べると相当に大雑把で細い人がほとんどいません。どっちがいいというわけではありませんが、新しいことを始めるには、やっぱり大雑把でイケイケな方がいいとは実感しました。