今回の振り返り語彙
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まとめ
自分は日米のいくつかのスタートアップ企業をサポートする仕事をしてきました。
創業間もない企業はまず重要なのは安定的な顧客、仕事を掴むことになります。核となる技術はあるものの、それが安定的にお金を生んでビジネスになるかどうかわからない段階で創業するわけですから、ここが最初の勝負になります。
そして大体のパターンは、最初の1、2件の仕事は掴めるんですが、そこからが拡大しないというものです。
なので一応ビジネスは回る感触がないでもないし、お客さんに対しては貢献もできて売上もすこし立つ。だけれども黒字まで持っていくには程遠いというのが難しいところです。
そして時間が経ってくると人数を維持することが難しく、営業にまわる余裕がなくなっていって全体的に苦しくなるという展開です。
これがブレイクできるきっかけがつかめるかどうかは、1件で大きな案件が入るかどうか。ここにかかっていますね。小口の案件は疲弊するだけなので、経験値は稼げますが、そのうち稼げる経験値もなくなって疲労ばかりが蓄積することになります。それでもビジネスを維持できている間に、いかに効率よく稼げる大口案件がとれるかどうかが鍵です。
そして大口案件がとれるかどうかは、かなり人脈の広さがポイントになります。それだけにベンチャー社長のみなさんはパーティ系の催しに顔をだすのですが、コロナ禍以降かなりそれがきつくなってきました。対面営業も難しくて、スタートアップにはかなりきつい時期になっています。新しい人間関係をどう構築していける仕組みをつくるか。これは社会全体の課題だと思います。