今回の振り返り語彙
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まとめ
生物の進化に欠かせないのが「突然変異」ですね。遺伝は基本的には両親の特徴の混ぜ合わせなのですが、そこにすこしだけ雑味が入っています。これが突然変異を引き起こします。
この仕組みがないと生物に多様性が生まれず、環境の変化に順応することができないというわけですね。
ダーウィンの進化論が正しいかどうかはいまだに論争が続いているところでありますが、環境変化に適応し続けるために、突然変異によって異質なものがうまれる仕組みがある事は重要です。
そしてこれがビジネスや、学術的な研究でも重要です。ビジネスにおいても研究においても、順当な一手と、突飛な一手があって、これをうまく混ぜていく必要があります。
順当な洗濯しばかりをとっていては、結局市場の変化についていくことができず、恐竜のように絶滅していく運命です。
しかし商売がうまくいっている会社や、著名な論文が出ている研究ほど、これが難しい、というところが面白いところ。
両者とも、内部に強大な成功者が君臨している構図になります。そしてその成功者は大きな成功体験から頭が凝り固まっていて、すでに時代に取り残された存在になっていることがほとんどです。これは断言できます。
なぜ成功者が取り残されるかというと、一本取られた周囲の会社や研究者はすぐに別の手を模索し、元々の成功を凌駕すべく攻めの手を考えるためです。
一方成功者はその成功を守ることに頭が行きがちです。巨大な成功を収めれば納めるほどその傾向は顕著であり、組織内部での権力も絶大です。その結果、その組織を長期的につぶしていくことになります。
これは悲劇的ではありますが、あるいみ進化、淘汰のためによい仕組みと言えなくもありませんね。世の中よくできています。
逆に大きな成功体験をもっている会社や研究所の若手には、非常に困難を伴いますが、過去の成功例をぶち壊す動きを頑張っていかないといけない、ということを意識して動いていくべきです。一緒にイエスマンになって守りに入っては、先はないと思って間違いないです。